またまた自分史…失礼いたします(#^^#)
11/18(土)の大阪での自分史講座の第2回のテーマが
★思い出の人★
ということで、今度は1枚の写真から。。。
赤ちゃんの頃のアルバムを見ていると、こんな写真が。。。
ひとが見ると、おじいちゃんが孫を肩車している、ごく普通の写真だと思うんですが、私にとってはびっくりな写真!
…というのも、うちのおじいちゃん、笑わないひとだと思っていたから。。。(^-^;
私は3歳になるまで、母方の祖父母の家で育ててもらったのだが、おじいちゃんが亡くなるまでおじいちゃんがひとと会話したのを見たことがほぼない。ましてや、おじいちゃんが笑っているところなんて。。。!
おじいちゃんはいつも無口で私に接してくれていた。
私が歩けるようになると、家にお風呂があるにも関わらず、毎晩銭湯に行っていたおじいちゃんに、私も銭湯に連れて行ってもらったこと、覚えている。
おじいちゃんは無言でまずは私の体を摺ってくれて、それから自分の体を摺る。
私は、体を洗ってもらうと、銭湯の中にある、泡風呂、漢方風呂、電気風呂など、いろいろなお風呂に入っては出、入っては出、して…たぶんお母さんに見られたら怒られているところだが、おじいちゃんは時々チラと私を見るだけで、ちっとも怒らず、私の好きなようにさせてくれていた。
そのおかげで、私は今でも大の銭湯好き♡
日中は、キセルをふかしながら、窓の外の庭をじーっと見ていることがほとんどで、子どもの私は、きっとその先に何か面白いものがあるにちがいない、と庭に出てみたが、何もなく、おじいちゃんはいったい何を見ているのだろう、といつも不思議に思いながら、私もおじいちゃんと同じように窓の外を眺めていたものだ。
そのおかげで、ひとよりすることがのんびりで、ひとといるよりひとりでいることのほうが好きな子になった。
大きくなるにつれて、私は、祖父母の家に遊びに行っても、無口なおじいちゃんとはほとんど口を聞かなくなってしまった。
おじいちゃんが亡くなったとき、おばあちゃんから、「おじいさんは真理が可愛くてしかたなくて、いつも真理が3歳の時の三輪車に乗った写真と真理が修学旅行のおみやげにくれたキセルを使わずに大事に胸のポケットに入れていたよ」という話を聞いて、どうしてもっとおじいちゃんと話してあげなかったんだろう、と悔やんだものだった。
数日前、この写真を見て、大きくなってからも、もっとおじいちゃんを笑わせてあげればよかったなぁ、と。。。
育ててもらったおじいちゃんとおばあちゃんには、お礼も言わないまま、お別れしてしまった。
おじちゃん、おばちゃんにしてもそう。。。
あーーー、何してたんだろ!自分が無性に腹立たしい。
両親が元気なうちに、母がわからなくなる前に、
ちゃんとお礼を言っとかなな…と頭では思っても、
目の前にすると、言えないアカン私。。。(-_-;)
おじいちゃん、この写真大事にするね。
今頃遅いけど、ご恩はずっと忘れないよ。
可愛がってくれて、本当にありがとう!
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